ウズベキスタン、タシケントにはメトロがあります。中央アジアでは最初の地下鉄で、1977年のまだソ連支配下であった時に開業しました。タシケントの地下鉄は、世界の地下鉄の中でもかなり凝った装飾の建物として知られています。1966年にタシケントでの大地震の復興時に、ソ連のモデル都市としてアピールするために地下鉄が整備されました。現在は3路線、29の駅があります。
ウズベキスタンはバスもタクシーも安いですが、タシケントに行ったら地下鉄に乗るだけで観光できるのでおすすめです。それぞれの駅で異なるテーマの装飾になっているので、駅を目的にして移動するのも良いですね。
以前は駅構内の写真撮影は禁止されていましたが、2018年に解禁されています。
乗車方法
地下鉄入り口はこんな感じです。赤い(メトロの)Mの字が目印です。
駅構内のチケット販売窓口でチケットを購入します。券売機はなく、対面販売の窓口のみでした。切符の値段はなんと1400スム、日本円で約14円!!タクシーも大概安いウズベキスタンですが、地下鉄はさらに安いです。ちなみにバスもこれぐらいのようです。
切符を購入したら、改札でQRコードを読み取り乗車します。降りる時には切符は必要ないので、改札を抜けてすぐに床に箱が置いてあり、みんなそこに読み取りをしたばかりの切符を捨てて行っていました。
駅①Mustakillik maydoni
一つめは独立記念公園の駅です。大理石とシャンデリアが特徴の、ゴージャスな雰囲気を持つ駅です。
装飾以外の日本の地下鉄との違いで言うと、天井がだいぶ高いです。ホームには駅員さんが所々に立っていました。
電車はこちら。駅構内と比較していたって普通です。
電車は午後の退勤時間でもないような時間に利用しましたが結構混んでいました。乗車賃が安いので、車を持たず電車を利用する人が多いそうです。
駅②Alisher Navoi(アリッシャー・ナボイ)
同名のウズベキスタンの有名な作家にちなんで名付けられた駅です。駅の壁には、彼の物語からのイメージが装飾されています。
天井の装飾も見応えあり。
駅③Paxtakor(パフタコール)
アリッシャーナボイから路線変更する際に利用する駅です。
壁のタイルは、ウズベキスタン工芸品のような美しい色と模様です。ウズベキスタンで多く生産されている綿花が描かれています。
駅④Kosmonavtlar
「宇宙」がテーマの駅です。宇宙飛行士やロシアの宇宙論学者たちを称えるアートが並びます。
以上、ウズベキスタンの地下鉄乗車レポでした。
それぞれの駅がかなり違っていて面白いです。
遺跡などの観光地も素敵ですが、地下鉄という日常のものに触れることで日本との違いが際立ってまた面白いです。タシケントを訪れた際はぜひメトロに乗ってみてください。
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