【2023最新】マルセイユ1日滞在記/実際に行った観光地やお店紹介/治安は?

南フランスの港町マルセイユ1日滞在記 海外旅行

2023年8月にフランス南部の港町、マルセイユに滞在しました。17時頃着の飛行機で翌々日の早朝にまた移動したので、実質1日分の記録です。1日ですが結構観光できたのでその記録をしておきます。

マルセイユの最新の状況や、観光地、レストラン、ショッピング情報など知りたい方の参考になるかと思います♪

空港から市内へのアクセス

空港から市内へのアクセスはバスで移動しました。公共交通機関を使うなら電車(TER)かバスの2択です。電車の方が断然安いですが、大きい荷物もあるということとマルセイユの治安にビビッていたのでバスにしました。

普通に快適な高速バスです。バス乗り場で切符販売機があるのでそれで買いました。荷物は先に預けてから乗り込みます。スタッフのおっちゃんが積んでくれるわけではなく、自分で荷台に入れるスタイルでした。ヨーロッパのバスあるあるでしょうか、かなりのスピードで道も空いていたのでマップの所要時間よりだいぶ巻いてくれました。

バスでマルセイユ空港からマルセイユ・サン=シャルル駅まで、そこからメトロでホテルのある旧港の駅「Vieux Port」に乗り継ぎました。こちらがサン=シャルル駅。バスは駅の裏側に着くので、駅の中を突っ切ってメトロの乗り場に向かいます。

マルセイユ・サン=シャルル駅正面
サン=シャルル駅正面

治安

マルセイユを旅行先に選ぶ上で気になるのが治安ではないでしょうか?

結論から言うと、個人的に実際に行って思ったのは、「そこまで気にしなくてOK」でした。

旧港エリアは一番安全に感じました。ほぼ観光客で、夜になっても人がたくさん歩いていました。なので、港周辺のホテルをとっておくのが安心です。ちょっと身が引き締まる雰囲気があったのは、駅周辺などの港からちょっと内側に入ったエリアです。(東横インのあたり)

例えば、超個人的主観ですが、このモノプリ周辺は、夜遅くに行かない方が良さそうな雰囲気がありました。昼間は特に大丈夫でした。

観光スポット

つづいて1日でめぐった観光スポットをご紹介します。

旧港エリア

マルセイユといえば、なメインのエリアです。この港周辺にホテルをとり、ここを拠点に観光するのが一番便利で安心かと思います。クレープ屋さんのワゴンが出ていたり、とても賑やかな雰囲気です。

マルセイユの旧港

ヨットが並ぶ旧港の景色。山の上に見えるのがノートルダム・ドゥ・ ラ・ガルド寺院です。

午前中には魚市場を見ることができます。市場と言っても、個人個人の漁師さんがトラックの前でテーブルを出して魚を並べている、という感じでした。掛け声が飛び交い、活気があります。観光客が買えるようなものも少しあるのかと思っていましたが、完全に地元の人が買う用です。港町の風情を感じることができます。

ノートルダム・ドゥ・ ラ・ガルド寺院

マルセイユで断トツ良かった場所です。バスで向かいました。旧港からも見える、高台にある寺院です。ゴールドの豪華な内装がとても見ごたえがあります。高台に静かにそびえたつ様子もかっこよかったです。地元の人からは「聖母さま」として親しまれているそう。

海辺の高台なので、風はかなり強いです。明るい屋外から一歩中に入ると、とても静かな空間。

帰りは徒歩で周辺を散策しながらちょっと離れたバス停まで寄りましたが、この周辺は人気は少なくとも住宅地といった感じで治安が悪い雰囲気はなかったです。ちょっとイタリアの田舎のような雰囲気で南欧の日常を感じました。

ユニテ・ダビタシオン

中心地から少し離れますが、マルセイユで有名な建築です。建築家ル・コルビュジエが設計した集合住宅で、実際に人が住んでいます。ホテルも開業しており、宿泊することも可能です。

ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ大聖堂と同じ方面だったので、少し足をのばして向かいました。

中に入るには、入口で名前などの簡単な情報を記載する必要があります。入場料はありません。中にはレストランやちょっとしたお土産屋さん。屋上にも出れますが、プールは閉鎖されていました。

屋上は特に何ができるということではないですが、とても静かでアートな空間です。建築好きにはおススメ。

マルセイユ大聖堂

マルセイユ大聖堂は旧港の北側、徒歩圏内でいけます。入場無料です。街中にこんなに立派な大聖堂があらわれるあたりがヨーロッパは面白いです。ノートルダム・ドゥ・ ラ・ガルド寺院と同様ビザンチン様式ですが、こちらのほうが少しおとなしめな雰囲気。

ヨーロッパ・地中海文明博物館(MuCEM)~セントージョン要塞

マルセイユ大聖堂からすぐ近くにあるのが地中海文明博物館です。マルセイユはこのように観光地がぎゅっと集まっているのが良いですね。入場しなくても外側の通路が歩けました。建物を楽しむだけなら入場しなくて全然OKです。中では地中海の歴史や文化についての展示が行われているようです。

ここはぜひ夜も見てもらいたいです。どちらかにするなら夜だけを選びます。入場はできませんが、ライトアップが海に反射してとてもきれいです。

青く光る地中海文明博物館

夜は旧港側のセントジョン要塞あたりから見るのが良いです。海辺に座ってゆっくりしている人が多かったので夜でも治安はよさそうでした。

地中海博物館からセントージョン要塞には連絡通路で渡れます。マルセイユの青い海を見ながら散策できます。海に飛び込む地元の少年もいたりして、のんびりした雰囲気です。

買い物

旧港エリアは飲食店がメインなので、想像よりは少なかったですが、お土産屋さんが所々にありました。買い物をするなら港より少し内側に入った方がお店はあります。

Maison Empereur

メゾンエンペラー外観
ちょっとこの辺は治安が悪くなる気配がした

マルセイユの有名な雑貨屋さんです。入口は包丁などが置いてあり、「間違えた?」と思いましたが、かなり奥が深い!どんどん奥につながっており、主に家庭用品が所狭しと並んでいます。2階、3階と続き、エリアごとにレジがありました。マルセイユ石鹸や、少しですが衣料品なども販売しています。お皿やマグカップもありました。残念ながら現在は店内撮影禁止です…

プラド通りのローカルマーケット

バスの乗り換えでたまたま見つけた市場です。フルーツや雑貨や、マルセイユ石鹸もありました。地元の人も買いものするような市場です。ヨーロッパはやはりフルーツが安く、マスカットひと房300円ぐらいで買いました。みんな大きな声で呼び込みをしていて活気があり楽しいです。

ここで買ったマルセイユ石鹸が一番安かったです(1.5ユーロとか)。かわいい缶にも入れてくれたので、バラまき用にしました。人が多いのでスリには注意しましょう!

ユニクロ

マルセイユにもユニクロがあります。ラインナップはほぼ同じなのでここで買い物をするのはもったいないですが、ヨーロッパ風の店構えがやはり日本と違って面白いです。

店内では姉妹都市である神戸の紹介などもされていて不思議な気持ちになりました。ちなみにユニクロのラウンドミニショルダーバッグが海外のインフルエンサーによってバズった影響で、向こうの人もめちゃめちゃ使っていました。

食事

マルセイユでの食事です。さすが港町だけあって魚介系のお店が圧倒的に多いです。レストランはかなり立ち並んでいるのでどこに行って良いかかなり悩みますが、Googleマップで口コミなどを見て選びました。

Au Doyen(お手頃レストラン)

マルセイユの焼き魚

旧港沿いのレストラン。魚のスープ(おそらくブイヤベース)を食べたかったですが7,8月は時期的にないらしいです。焼き魚をみんな食べてたのでそれにしました。すごい感動はなかったけど普通においしいという感じです。テラスで旧港を見ながら旅行気分を味わえますし、このエリアのレストランにしてはお手頃で良かったです。

CASA NOVA(一応のブイヤベース)

マルセイユのブイヤベース
ブイヤベース

こちらも旧港沿い。マルセイユといえばブイヤベース。ブイヤベースと魚介のパスタをいただきました。

マルセイユ魚介のパスタ
パスタ

マルセイユでちゃんとしたブイヤベースを食べるなら50~60ユーロするのが普通だそうです。じゃあいいかと一瞬思いましたが、旧港を歩いていて29ユーロの看板が出ていた所でせっかくなので食べてみました。そもそも日本でブイヤベースを食べることがあまりないので知識がなかったのですが、思ったより濃厚でした。やっぱり個人的には日本の透明な出汁が好きですが、具沢山で美味しかったです。パスタの方も味付けは同じですが美味しかったです。

Freshbox(タイ料理をテイクアウト)

レストランが高いのとつかれたのでテイクアウトしました。笑顔の中国系のおじさんが優しかったです。11ユーロぐらいのパッタイです。味は本格的でおいしく、量も2人でシェアして十分なくらいありました。久しぶりのアジア料理でほっとしました。

パッタイ
モノプリでハムとヨーグルトも買った

ただ、このエリアはちょっとだけ治安が良くない雰囲気だったので夜歩くときなどは注意。

宿泊

ホテルエルメス(Hôtel Hermès Vieux Port)」に宿泊。あのエルメスとは無関係です。

一番良かったところは景色の良さと立地の良さです。旧港に位置しているのでホテルを出るとすぐ観光地ですが部屋の中は静かでした。部屋にはテラスがあり、朝晩の港を見ることができます。フロントスタッフも明るく親切でした。英語対応してくれます。部屋のアメニティは特にありませんでしたが、ドライヤーやバスタブはありました。広くはないですが清潔です。Wifiはパスワードをもらいましたが繋がらないと言って良いほど遅かったです。

1泊1人57.5ユーロ(約9000円弱)でした。

やっぱり起きてすぐテラスに出るとみれる港の景色が何より良かったです。

朝食はちょっとしたビュッフェ形式で、一階のカフェテリアで食べるかルーフトップバーで食べるか選べました。ルーフトップバーで食べる場合は、一階でお盆にとった朝食を自分で上に運んで食べるというごくシンプルなスタイル。自家製ケーキがおいしかったです!

注意点は、エアコンがうるさくて眠りを妨げられるので耳栓があったら良いです。

全体的にはシンプルイズベストなホテルでした。

まとめ

ほぼ1日の滞在でしたが、マルセイユは割とコンパクトだったので主要な観光地はほぼまわることができました。もう少し時間があれば、街歩きなどももう少ししたかったなというぐらいです。あと滞在したのが日曜日だったので、チェックしてたお店が閉まっていたというのはありました。さらに1日2日あればカランク国立公園にも行ってみたかったです。

あとマルセイユで印象的だったのは、お店やホテルの人が親切でやさしかったこと。失礼ですが、下町の港町だから結構愛想ない系かと思っていましたが、みんな明るくて親切でした。あとみんな英語で話してくれました。

メイン所と港町を感じるには、マルセイユは1日でも十分でした!

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