働きながらTOEIC100点上げるのにしたこと(700点代→800点代)

TOEIC L&R 100点アップ勉強法 暮らし

先日5年ぶりぐらいにTOEIC L&Rを受験しました。TOEICならではの独特のコツもあれば、根本的な英語学習として役立つこともあったので、やったことをまとめてみます。

まず私の状況から。

筆者
筆者

英語は結構好きで読み聞きは得意なほう。

日頃から洋画や洋楽にはよく触れている。

2017年に就活でTOEIC初受験、748点。

普段は洋画洋楽以外で英語に触れることはほぼない。

仕事は英語とは全く関係ないが、今回転職を気に6年ぶりに受験。

TOEIC900点とれば人生変わるという記事を読みとりあえず900点を目指す!

先に言うと、結果は860点でした。

TOEICの点数 860点

目標には届かず…ですが、5年間英語の勉強をまったくしていなかったところから働きながら勉強して100点伸ばすことが一応できたので、その時の勉強法を記録します。

勉強時間

受けようと決意してから受験までは4カ月です。もともとは半年後に900点を目指す!と決めていましたが、他のスケジュールとの兼ね合いなどで2カ月受験を前倒ししました。

勉強時間は、平日は1日1時間弱(通勤途中の単語練習含め)、土日は1日1時間か2時間ぐらいです。ただ、勉強開始して3カ月目ぐらいは中だるみしてしまったのとプライベートで他に忙しくなってもう少し少なかったです。

そもそも100点アップするために何時間ぐらい勉強すれば良いのかというと…

TOEICスコアを100点アップするためには、200〜300時間の勉強時間を確保する必要があるといわれています。

1日2時間勉強したとして、100点アップするためには3〜5ヵ月ほど続けなければならないということになります。

バークレーハウス語学センター

とのことです。私は4か月間毎日1時間できていたと計算しても120時間ほどです。

正直900点の目標に対しては勉強時間は全然足りないですね…

逆に短い時間で効率よくできたとも言えます!ということでやったことをまとめてみます。

まずは単語

TOEICの点数を上げるのに、というか英語学習においてまず取り組むべきはやはり単語です。

特にTOEICは独特の頻出単語があるので、点数を上げるにはTOEIC単語帳を使うのが一番効率が良いです。TOEIC単語帳はTOEICを研究しつくした人が作っている頻出単語の宝庫だからです。

使った教材①単語集

単語帳はひとつで良いです。英語学習に限らず受験勉強などでも言われることですが、いろいろな教材に手を出すのはナンセンス。これと決めた本をとにかくやりこみましょう

私は定番中の定番、「出る単特急 金のフレーズ」を使いました。TOEICでどういう出方がするかの一言ポイントなどがあり問題の傾向の把握もできるという点もとっても良いです。

使った教材②アプリ

アプリの良いところは、荷物にならない、取り組みやすい(そもそもスマホをあける回数が多いから)ことだと思っています。

私が活用したのは「mikan」というアプリです。本当に集中的に取り組むなら課金すればより効果を発揮すると思います。課金すれば、上で挙げた「出る単特急」の問題集も使えます。課金してこのアプリ一本にするというのも一つの手ですね。

通知機能もあるので、私は通勤の電車にのる時間に設定して電車内でするようにしていました。

英語アプリmikan -TOEIC・英検®・英会話の学習も - Apps on Google Play
The learning app mikan is a fun and free way to study English. Recommended for TOEIC, Eiken®, and university entrance ex...

リスニング対策

リスニングを伸ばすにはとにかくシャドーイング一択!!シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、ちょっと遅れて続けて音読する英語の学習方法です。影(シャドー)のように音声に続くということからシャドーイングという名前が付いています。

シャドーイングにも色々な方法がありますが、私はこのような流れで行いました。

超我流シャドーイング方法
  • まずは普通にリスニング(文字は見ない、音声に全集中する)
  • とりあえず言えなくてもひと通りシャドーイングしてみる(まだ文字は見ない)
  • 文字を見ながらシャドーイング
  • ついていけないところで停止しながらひとつひとつの文章を習得していく

最初は全然言えなくて疲れるしイライラしますが、3日目ぐらいからかなり変わってくるのが分かります。

シャドーイングで大切なのはまとめて時間をとるのではなく、短時間ずつでも繰り返し継続することです。例えば、土日に2時間するよりは毎日15分する方が良いですし、更に言うなら1日の夜に30分するよりは朝15分と夜15分取り組む方が効果が期待できるうえに負担も少ないです。

使った教材①TED

シャドーイングにおすすめなのはTEDを利用することです。TEDをおすすめする理由は

  • 無料
  • 字幕、和訳がついている
  • リアルな英語を学べる
  • 固すぎず、砕けすぎていない英語

などたくさんあり、英語学習によく利用されています。おすすめTED動画をご紹介します。

①アンジェラ・リー・ダックワース 「成功のカギは、やり抜く力」(5分59秒)

TEDトークでは有名すぎる名スピーチです。発音明瞭、文章も綺麗で英語学習にもよく取り上げられます。シャドーイング練習するにもちょうど良い長さでした。

また、内容においても「目標を達成するという意思こそが目標達成の理由である」というもので、不思議なもので、自分で言っているとかなりやる気が出てきます

②マット・カッツの30日間チャレンジ(3分10秒)

こちらもかなり有名な動画です。マット・カッツが30日間新しいことに挑戦してみた結果についてのスピーチです。3分ほどと短時間なので、時間がない時は朝にこのスピーチのシャドーイングだけするようにしていました。

使った教材②公式問題集

TOEICの試験に近い英語を学ぶにはやはり公式問題集が有効です。この公式問題集の良い点は、リーディング文章の音源もついているというところです。特によく内容がつかめなかった文章をピックアップしてシャドーイングの練習に使いました。

使った教材③アプリ

「英語リスニング」をいうアプリを使いました。

短いシャドーイングの文を探すときに重宝したアプリです。少し広告がうっとおしいですが、ちょうど良い長さの文章を無料でたくさん聞けるのが良かったです。1分ほどの文章なども多いので、朝の本当にちょっとした時間のシャドーイングにも使えます。

まあこれは公式問題集のシャドーイングで十分文章が準備できる場合飛ばしても良いです。

‎英会話や英単語を聞き流し - 英語リスニング
‎毎日配信、英語コラム/英語ニュース&英会話・英単語リスニング!圧倒的に使いやすい英語リスニング勉強アプリです。 英語音声に合わせて日英字幕がスクロール。 聞き流し(リピート再生)、倍速、字幕(英語字幕・日本語字幕)オフなどの便利機能も満載...

リーディング

続いてリーディング対策です。TOEICのリーディング対策で特に重要なのは、問題の内容の傾向を知るということです。長文などを読む際に、どんな話が出てくるか、だいたいの傾向をつかんでおけば内容をイメージすることができてかなりスムーズに読み進められます。

使った教材①公式問題集

やっぱり公式問題集が最強ですね。TOEIC公式模試の問題をたくさん解くことで、TOEICで話題に上がりがちなトピックや、文章の形式(チャットなのか、新聞記事なのか、社内通達なのか…等)について把握することができます。

また、時間がかなり限られるTOEICにおいて、リーディングの解き方は結構重要です。最初から文章を読んでから問題を解くのではなく、まず問題のタイトルを読む(手紙なのか、記事なのか、などを把握)→問題を読む→問題文で解を探し答えを出す、という方法に慣れるのは、とにかく時間を制限して数をこなすことが重要になります。

使った教材②海外のニュースサイト

これはおまけ程度でしたが、日ごろから英語に慣れるという意味で、ウォールストリートジャーナルをお気に入りにしてタイトルのみざっと目を通していました。ビジネス用語などが良く出てくるので、よく使われている単語は覚えてきたりします。

本番環境対策

英語学習をたくさん頑張っても立ちはだかる壁がこれです。TOEICは2時間ぶっ通し。リスニング音声が聞けるのは1回のみ、かつ問題数がかなり多いためこの慣れない環境自体が結構点数獲得へのネックになります。

公式問題集をする時はできるだけ時間を計って2時間通しでやる方が良いですが、2時間もまとめてとるのはなかなか難しい時は私はリスニングとリーディングで分けてやったりしていました。

ただやっぱり本番の周りに人がいて試験官がいて、という空気が久しぶりすぎてなぜかかなり気が散ってしまったので、リラックスしてしまいがちな家ではなくコワーキングスペースなどで練習したりするの良いかもしれません。

そこで、公式問題集の模試活用のポイント!

マジの力試し受験ならいらないかもしれませんが、点数取得を目指すなら、これをやらずに本番を受けるのは正直お金がもったいないというぐらい大事です。公式問題集をするだけでこんなにメリットがあります。

  • 問題の形式に慣れる
  • 2時間という時間に慣れる
  • どんな話題が出るか把握できる
  • リスニング練習にも使える

一冊にサンプル問題(本番より少なめ)1回分と、本番と同じボリュームの模試2回分が入っています。私はこれを最新の9と8の2冊やりました。

ちなみに私の模試の結果はこちらで、本番は860点だったので模試の点数がだいたい本番の点数と思って相違ないかもしれません。

TOEIC 模試の点数

本番環境に慣れるということと、今の実力をできるだけリアルに把握するために下のことを意識して取り組みました。

  • できるだけ2時間計って取り組む
  • 受ける予定のTOEICの時間帯に合わせて解く(午前か午後)
  • マークシートを印刷して行う(ついてくるけど印刷した方が使いやすい)
  • リスニングはイヤホンではなくスピーカーで流す

まとめ

色々挙げましたが、結局単語帳とシャドーイングと模試を繰り返しやるのが一番シンプルな方法でした。特にシャドーイングは、単語力もリスニング力もリーディング力も強化される一番最強の勉強法です。時間がない場合はシャドーイングを重点的にやると良いでしょう。

私がやっていた勉強法を簡単にまとめると、

毎日朝と夜にシャドーイング、

通勤時間にアプリや単語帳で単語勉強、

休みの日に模試を解く、

といった感じでした。始めた頃は、久しぶりの英語の勉強で単語もかなり忘れていましたが、継続して毎日英語に少しでも触れていると確実に分かる量が増えて楽しめるようになってきました。

少しでも参考になれば嬉しいです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました